安楽日記

生活や投資、聴いた音楽、読んだ本について書いています。

【備忘録】岸見一郎『嫌われる勇気』とKOHHのリリック

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嫌われる勇気

岸見一郎氏の『嫌われる勇気』

2013年に発売された本であるにも関わらず、未だにAmazonの書籍ランキングや、各種電子書籍のランキングに並んでいるベストセラー書です。

 

遅ればせながら、今更読んだのですが、正直そこまで目新しい発見はありませんでした。

それはなぜかと言うと、KOHHがリリックに書いているような内容が多かったからなんですね。そこで、改めてKOHHの本質をつく言葉に驚かされたので、つらつらと書き連ねさせてください。

 

最初に、簡単に『嫌われる勇気』について説明させてもらいます。

本書は『嫌われる勇気』という、パンチのあるタイトルですが、よくラッパーがいうような「ヘイターなんて気にしない」みたいな内容ではありません。

実際はアドラー心理学を、哲学者と青年の対話形式で分かりやすく解説してくれる本です。

(タイトルは売れやすくするために、あえて強い言葉が使われています)

 

アドラー心理学をものすごくシンプルに説明すると「あれこれ考えないで、とりあえず『今』を生きよう」というものです。

もう少し詳しく知りたい方は、上手に要約してくれているサイトがたくさんあるので、見てみてください。

https://courrier.jp/news/archives/80491/?ate_cookie=1588482959

 

 

『嫌われる勇気』では、登場人物の青年が、哲学者の語る「あれこれ考えないで、とりあえず『今』を生きよう」という主張に納得するまでが、描かれています。

 

本作は300ページほどの、まあまあ長い作品です。

果たして、この結論に達するまでに時間を割いて300ページも読み進める必要があるのでしょうか。

 

勿論、本作に登場する青年のような、過去に捕らわれていて人の目ばかり気にしてしまう凝り固まった考えの人は、丁寧に本作を読み進める事が必要かもしれません。

 

では、そうではない人はどうしたらいいのか。

『嫌われる勇気』を読破せずとも、KOHHの「now」を聴けば問題ないです。

 

 

youtu.be

 

Living, living now, we living
今生きてるだろ
もういらない過去

 

お父さんが死に、お母さんがヤク中という、過酷な環境で育ったKOHHにこう言われると、過去を引きずって生きるのが恥ずかしくなります。

 

「受験に失敗した」というネガティブな過去や、反対に「昔こんなすごい成績をとった」みたいな過去の栄光ばかり語る輩がいますが、そういう話って聴く側からすると本当につまらないですよね。

バッドな雰囲気しか生み出さないです。マジで

 

あと、アドラー心理学でもう1つ大事な要素があります。

それは、他人と比較する事をやめ、「自分は自分」だと認め、「他人からの承認」を求めるなという主張です。

 

これはHIPHOPそのもののマインドに近いところがありますし、KOHHも様々な曲で言及していますが、強いて挙げるならfuck swagの内容に近いです。

 

youtu.be

 

あいつとおんなじことはしない
おんなじことが嫌い
おんなじこと考えてる
おんなじあいつとおれの違い
女も男もおんなじ人はいない
自分以外の誰かになりたくない
俺は俺聞いてみなK DUB SHINE
ニューヤンキーニューパンピー
だれもanarchyにはなれない
妄想したって般若になれない
全部自分の世界

 

 

というわけで、KOHHを聴いていれば『嫌われる勇気』を読まなくてもいいんじゃないかと言う内容でした。