子供部屋おじさんのご隠居日記

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【備忘録】真鍋昌平『九条の大罪 1巻』読んで

闇金ウシジマくん』の作者の真鍋昌平氏による、新作『九条の大罪』が発売されました。

 

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九条の大罪

 

内容は、半グレ・ヤクザ・犯罪者のような、加害者側の弁護を受け持っている弁護士のお話です。

 

下記のインタビューでも語っているように、ウシジマくんでは描ききれなかった世界を、弁護士のフィルターを通すことで描くことができるのではないかという考えが、本作の制作の理由の一つのようです。

 

www.asahi.com

 

『ウシジマくん』では、徹底的に搾取される弱者と、それを食い物にする輩が、ウシジマくんの周囲を通して、描かれていました。

しかし、被害者である、搾取される弱者の多くは「無知」という罪を背負っており、一見、強者として見えてしまう輩も、彼らの不条理な社会の中で、必死にもがいています。

そうした、一筋縄では語れない複雑さが『闇金ウシジマくん』の人気の理由だったと思われます。

 

そして、『闇金ウシジマくん』には、ハウツー本としての側面もあります。

金絡みに関するあらゆるトラブルが描かれているため、とりあえずウシジマくんを読んでおけば、そこまで痛い目には合わないでしょう。

 特に、大学生や若い社会人は、与沢翼氏がモデルとなっている「フリーエージェントくん」編は読むべきです。

今も昔も情報商材マルチ商法に手を染める頭の弱い輩が多いですが、

片っ端から「フリーエージェントくん」編を読ませて目を覚ませてあげたいくらいです。

 

話を『九条の大罪』に戻します。

 

1話目は、ひき逃げをしてしまった不良と被害者の親子が描かれます。

題材が法律ということで、『闇金ウシジマくん』で描かれていた、パチンコにどハマりする主婦ほど、身近に感じることはできないかもしれません。

しかし、ひき逃げも毎日ニュースで目にするような事件の1つであることに間違いはありません。

万が一、自分がひき逃げの被害者になってしまった場合の対処法も含まれているので、

役に立つかもしれません。

(作品に描かれている内容は、加害者側になってしまった場合の対処テクニックの方が遥かに多いですが...)

 

1話目は、真鍋氏のTwitterで無料で読むことができるので、是非読んでみてください。