こんにちは。サウナにハマっているアイオー・安楽です。
昨日、OZworldの新曲『龍 〜RAW〜(prod.DJ Whitesmith)』のMVが公開されました。
感の良いリスナーは、曲名を見た時点で、気づいていることでしょう。
「龍 〜RAW〜...」
「龍 ロウ...」
「リュウ ロウ...」
「リュウロウ...」
「ロウリュウ...」
「ロウリュ!?」
OZworldはサウナーだったのです。
ロウリュとは、フィンランド式のサウナの入浴法の1つです。
熱したサウナストーンに熱をかけ、水蒸気を発生させると、めちゃくちゃサウナ室が熱くなります。それによって、一気に体感温度をあげて、「整い」の世界にぶっ飛ぶのです。
「整い」って何?という方は、サウナに関して、丁度先週記事を書いたので、こちらをご覧ください。
しかし、「龍 〜RAW〜」と、「ロウリュ」の音の響きが似ているだけで、この曲がサウナの曲だと決めつけるのは、早急です。前後がひっくり返ってるし。
陰謀論者の語る都市伝説と同じくらい、根拠に説得力がありません。
私は、先週のサウナによるぶっ飛びから、サウナの事ばかり考えているので、勝手にサウナに当てはめようとしている可能性がかなり高いです。
曲名だけでは、根拠が弱いので、MVを観ていきたいと思います。
0:03の映像
焚き火です。
サウナは、サウナストーンを温めるために、熱源が必要となります。
現代の多くのサウナでは、電気によって温められていますが、中には焚き火の熱でサウナストーンを温める施設もあります。
そして、サウナテントや、昔ながらのフィンランドサウナでは、1日がかりで焚き火の熱でサウナストーンを熱して、その準備時間も含めて楽しむといったこともあります。
恐らく、MVの焚き火もサウナストーンを温めるための、焚き火でしょう。
しかし、まだ「曲名」と「焚き火」だけでは、サウナを想起させる要素が偶然重なっただけとも言えます。
続きを見ていきましょう。
0:30の映像
このシーンは、一見、OZworldがプールに入っているように見えます。
しかし、これはプールではなく、水風呂でしょう。
ラッパーのMVで水場が出てくると、どうしても海やプールだと私たちの脳は錯覚してしまいます。
しかし、サウナ的文脈から考えると、これは水風呂以外、考えられません。
どうして、プールではなく水風呂なのか。
サウナによって、「整う」には、体を熱する事と、体を冷やす組み合わせが必要不可欠です。
よく、温泉施設に行くと水風呂で死んだようにぐったりしているおっさんがいますが、それは、「整う」準備をしているのです。
ざっくりした仕組みはこんな感じです。
こちらの図を見てもらうとわかるように、「水風呂」の時点では、まだ「整い」は訪れません。
その後の、外気浴が必要なのです。
「サウナ」「水風呂」「外気浴」の3点セットが揃わない限り、「整う」事はできません。
それでは、続きを見ていきましょう。
0:45の映像
先程の水風呂の次の映像がこれです。
外で、椅子に座っているOZworldが映し出されます。
外気浴、していますね。
服は着ていますが、これは間違いなく外気浴です。
その後、KUJA氏の顔がアップになります。
このどこを見ているか分からない目は、完全に整ってぶっ飛んでる時の目です。
その後、植物や、空、鳥、水、の映像が次々と映し出されます。
これは、整っているときの平和で穏やかな精神状態を表していると言えるでしょう。
私までサウナに行って、整った気分になってきてしまいました。
色々な事がどうでもよくなってきてしまいます。
もうこの曲はサウナの事を歌った物だということにしておきます。
サウナーアンセムです。
勿論、音楽も良いです。
OZworldの曲の中でも、かなり落ち着いた雰囲気の雰囲気で、特にトラックの民謡のような女性の声がフィンランドの牧歌的な風景を想起させます。
それでは、皆さんもハッピーサウナーライフを楽しんでください。
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