安楽日記

投資と生活について

森美術館の「アナザー・エナジー展」で休日を過ごす

こんにちは。

アイオー・安楽です。

 

皆さんは美術館に行くことはありますか?

私は、面白そうな展覧会があれば、赴くようにしています。

 

KOHHも「おっおっお金じゃないアート」と言っているように、アートは良いものです。

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私がよくいく美術館の1つに、六本木の森美術館があります。

 

この前、現在公開中の「アナザー・エナジー展」にいってきたので、今回はその事について書いてみようと思います。

いいな〜と思った作品は、何枚か写真に撮っていたので、写真も併せて楽しんでもらえたら嬉しいです。

 

花の親子

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お花の親子

六本木駅から、森美術館に向かう途中に、村上隆氏の作品『お花の親子』が展示されていました。

この作品は村上隆のアイコンとも言えるくらい有名な花のデザインを、立体化したもので、かなりのサイズがあります。

中々の迫力があるので、六本木に訪れる機会があれば、立ち寄ってみてください。

また、このような村上隆の作品は、「スーパーフラット」という彼の思想に基づいたもので、日本の均一化・平面化された消費文化を皮肉っていると言われています。

一見、ニコニコしたお花にしか見えませんが、彼の作品には、そういった皮肉も込められているのです。

 

アナザー・エナジー展へ

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アナザー・エナジー展

森美術館のある建物に入り、チケットを買うと、エスカレーターとエレベーターを使って美術館のある上の階に登ります。

エスカレーターの途中に、大きな「アナザー・エナジー展」のポスターが掲げてありました。「美術館に来たぞ!」という気持ちが高まってワクワクしてきます。

 

今回の「アナザー・エナジー展」は、70歳以上の女性アーティスト16人をピックアップした展覧会です。

活動する国も様々なアーティストが集まっていますが、日本からも三島喜美代さんと、宮本和子さんが参加しています。

 

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音声ガイダンス

この展示会に連動した音声ガイダンスを聴く事もできるみたいです。

私は利用しませんでした。

 

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フィリダ・バーロウ『アンダーカバー2』

これは、イギリスのバーロウさんの作品です。

1つの部屋がいっぱいになるくらい、大きな作品です。

私は、大きなアート作品が大好きです。ラッパーもファットな方が好きですし、車も大きい車が好きです。

これは、何を表現しているのかは謎ですが、ダンボールや布など、安価な素材を使ってモニュメントを作ることで、大理石何かを使った権威的な彫刻への批判を表しているようです。

 

大理石やブロンズは確かに高級で、権威的な側面もありますが、長く保存されることを考えると、メリットもあるのかなと考えます。

こちらの作品だと、とても外には展示できなさそうです。

こういうどうでも良いことを考えながら、ぶらぶらできるので、美術館は好きです。

 

また、話は変わりますが、森美術館には、品の良いひとが多い気がします。

みんなオシャレで、モデルのようにスラーっとした方もいます。

 

森美術館の真っ白な壁と絵の具の匂いと、不思議な作品がごちゃ混ぜになった環境がとても好きです。

サウナ風に言うと、整う事ができます。

 

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ロビン・ホワイト&ルハ・フィフィタ『大通り沿いで目にしたもの』

これも大きな作品です。

写真では分かりづらいかも知れませんが、横幅は3m長さは20mほどあります。

一見、綺麗な絨毯に見えますが、繰り返される絵には、絶え間ない戦争の脅威や、危機、死が表されているようです。

 

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リリ・デュジェリー『無題(均衡)』

これは、今回の展示会で一番好きな作品です。

この作品は、一枚の鉄板を2本の鉄の棒で支えている作品です。

それだけの作品です。

鉄の棒は鉄板を通して、互いに寄り掛かり合いながら、微妙なバランスでこの状態を保っています。

人や動物、植物はそれぞれ、誰かに頼り頼られながら、存在しています。

その結果、今の世界が成り立っているわけですが、ほとんど奇跡のようなバランスで、成り立っています。

この作品は、世界、宇宙、真理を表していると感じました。

サウナに入って整った後に見ていたら、涙を流してボロボロ泣いてしまっていたかも知れません。

 

この作品は、島忠に行って鉄板と鉄棒を買えば、再現ができます。

私も将来、タワマンに住めるようになったら、一部屋を『無題(均衡)』部屋にしようと思います。

東京のビル群や夜景をバッグにした『無題(均衡)』を眺めながら、コーヒーやお酒を飲みながら、ぼーっと見るのです。

楽しいだろうなあ。

 

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ヌヌンWS『織物の次元1番』

一見、モンドリアンの絵のように見えますが、これはヌヌンWSと言う方の絵です。

どうして、色とシンプルな図形だけで表現されているのかというと、偶像崇拝を禁じるイスラム教の価値観を守るためにこのような表現方法で、絵を描いているようです。

彼女は「色こそが表現の総体」と言い切ります。

そう言われると、妙に納得してしまう自分がいます。

しかし、この絵が何を表現しているのかは分かりませんでした。

 

まだまだ沢山作品はあるのですが、実際に行って楽しんでもらいたい気持ちもあるので、今日はここまでにしようと思います。

 

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映像部屋

美術館を出た後には、「映像部屋」があります。(正式名称は分かりません)

私が行った時には、このどこかのお庭の映像がずっと流されていました。

私は、森美術館に訪れると、この部屋でしばらくぼーっとして過ごしてしまいます。

映像部屋には、椅子があって照明が落とされています。

ついつい長居してしまう部屋です。

 

「アナザー・エナジー展」は、来年の1月16日まで公開されているようです。

興味がある方は、ぜひ訪れてみてください。

 

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