アイオー・安楽の雑日記

安楽日記

HIPHOP・QOLの向上・読書について、よく書いています。

【貧困】手取り14万円「正社員なのに貧困」の記事が嘘まみれな件について

こんにちは。

アイオー・安楽です。

 

かなり冷え込んできましたね。

ついこの前まで夏のような気温だったのに、早くもマフラーが欲しい季節になってきました。

 

本日、手取り14万円の事務職女性の記事がYahooニュースに掲載され、話題になっていました。

この記事を読んで、いくつか考えるところがあったので、つらつらと書いてみようと思います。

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引用: https://news.yahoo.co.jp/articles/4505db01e63a44e543930930c5d2807e4cdee05e

 

記事をまだ読んでいない方は、下記のリンクから読んでみてください。

news.yahoo.co.jp

 

年収300万円は貧困なのか

まずは、この女性の状況がどれだけ貧困なのかを考えてみようと思います。

上記の記事では、手取りは14万円で、賞与を合わせると年収は300万円にいくかいかないかくらい、と記載されていました。

手取りで14万円だと、月収は18万円くらいだと考えられます。

18万円×12ヶ月は216万円です。

残りがボーナスだとすると、84万円がボーナスです。

 

上記の記事には、ボーナスは雀の涙程度だと書かれていましたが、社員20名ほどの会社にしてはまあまあの金額だと思います。

 

Dudaの年齢ごとの平均年収をみても、24歳の平均年収が299万円です。

記事の情報をみると、恐らく記事内の女性は20代中盤程度だと推測されるので、年齢の平均額で見ると、妥当な金額だということが分かります。

決して、記事内に女性の年収が不当に安い訳ではありません。

doda.jp

 

 

年収300万円の生活レベル

記事では、「唯一の贅沢は月に一度の銭湯」と記されていました。

そして、外食や服は一切買わないというように、かなり切り詰めた生活をしている事が伺えます。

それでもなお、貯金を切り崩さないと生活ができないと記されています。

 

年収300万円の場合、手取りは平均して月20万円ほどです。

家賃と光熱費で7万円、食費で4万円、通信費が1万円、月に一度の銭湯が500円だと仮定すると、月の可処分所得は79,500円になります。

 

上記の記事を読んで、この79,500円はどこに消えてしまったのだろう…と私は感じてしまいました。

記事に書かれている情報が全て正しい前提で計算をすると、不可思議な点があるのです。

 

年収300万円は貧困なのか

貧困には、二つの種類があります。

それは、絶対的貧困相対的貧困です。

 

絶対的貧困は、住居がなかったり、明日食べるものがないというレベルの生活がままならない状態の事を指しています。この記事の女性の場合は、一応住まいや食事に困るというレベルではないので、絶対的貧困の定義からは外れます。

 

そして、相対的貧困は、絶対的貧困ではないにしても、その国や地域の平均所得から考えると、あまりに収入が低い状態を指します。

日本では、可処分所得が127万円以下の状態が相対的貧困だとされています。

この記事の女性は手取りが年収が300万円ほどなので、240万円ほどだと推測されます。

よって、相対的貧困の定義からも外れます。

 

上記の事からわかるように、今回の記事は貧困ではない一般的な女性を「貧困」だという前提で話す事で、読者をミスリードしているのです。

 

定期的に発信される貧困記事

それでは、なぜ上記の記事は一般的な20代女性を「貧困」だと紹介したのでしょうか。

それは、簡潔に言うと「サイトのPVを稼ぐ為」です。

 

この記事は、PVを伸ばす目的の上では、非常に優秀なライターが書いていると言えます。

記事は次のような構成となっています。

 

①「手取り14万円」「貧困」「唯一の娯楽が銭湯」という分かりやすいワードで読者の興味を惹いて、記事のサイトを開かせる

②「アルバイトより稼げない」という状況や、「賞与が少ない」という情報を出し、貧困を強調する

③「賞与が少ない」という情報と一緒に、年収が300万円だと言う事をサラっと述べて、賞与を入れても手取りが14万円程度だと読者をミスリードする

→実際はまあまあの賞与を貰っており、賞与を含めた平均手取りは20万円

脳死した読者が「手取り14万円はけしからん!」「俺も年収300万円だから貧困!」とSNSで騒ぎ立てる

SNSで騒いでいる人を見た人が、上記の分かりやすいワードに釣られ、サイトを見る

以下、無限ループ

 

この記事の秀逸なところは、一般的な20代女性を「貧困」だと定義する事で、記事を読んだ人に「私も貧困だったんだ!会社や国は暴利を貪って許せん!」という意識を芽生えさせている点です。

 

今回のような「貧困」がテーマの記事は、定期的に発信されています。

それは、読者の食いつきがよく、PVを稼ぎやすいからです。

しかし、このような記事を読んでSNSで文句を言っても給料は全く上がりません。

むしろ、その時間を他のことに使っている人達に差をつけられて、ますます「貧困」から抜け出せなくなってしまうでしょう。

 

まずは、情報の取捨選択からです。

無駄な情報をシャットアウトしましょう。

本当に自分の将来を案ずるのであれば、どうでもいいニュースを見ている時間なんて、一秒足りともないはずです。

 

というわけで、最後に情報の断捨離を進める上で、おすすめの本を紹介します。

「ニュースダイエット」という本です。

本書では、情報をジャンクフードのように消費するのではなく、きちんと取捨選択する大事さが書かれています。

 

ご興味がある方は、読んでみてください。

機会があれば、もう少し詳しくブログでも紹介しようと思います。

 

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