こんにちは。
アイオー安楽です。
先日、Miseさんのブログに、2021年のBEST日本語ラップの記事を載せていただきました。
今まで、その年毎にベストソングを決めたりはしていなかったので、新鮮だったと同時に、なかなか曲を選ぶのに苦戦しました。
折角特に好きな曲を10曲選んだので、その曲を選んだ理由などを語っていこうと思います。
今回は、KM feat.LEX”Stay”についてです。
恐らく、去年一番リピートした曲です。
2021年は、個人的にLEXの年でした。
LEX自体は前々から知っていたのですが、どうしても受け付けませんでした。
ラップはうまいけど、その頃のLEXのピコピコした音があまり好きでなかったのです。
元々ブーンバップばかり聴いていて、TRAPが流行り始めた時も、なかなか受け入れることに時間がかかったので、私は音楽の聴き方に関して、保守的だと思っています。
しかし、CQ JAPANの日本のラッパーを特集している番組で、"Stay"が流れてきて、「これやばくね!?」と、思い始めました。
それまでは、「面白いラップの乗せ方をするな〜」とか「ラップうまいな〜」程度の認識だったのですが、"Stay"のめちゃくちゃラップがうまいのに抜け感のあるフロウに完全にやられてしまいました。
最初の「ランウェイを歩く モデルとのデート」という小節は、「ランウェイを歩く」は、かなりゆっくりとしたフロウで小節の3/4を使っているのに対し、後半の「モデルとのデート」には小節の1/4しか使わずに言葉を一気に詰めています。
日本でこういった小節の使い方をするラッパーはあまりいないと思います。(気づいていないだけかもしれないので、いたら教えてください!)
普通、小節の中で言葉の詰め具合の緩急をつけようとは思わず、ほとんど均等に言葉を並べるからです。
そして、かなり高度なことをやってのけているのにも関わらず、曲全体のクオリティも高く、あくまでも「気持ちよく曲を聴かせる」という事に比重が置かれています。
これは、LEXの「感性・ラップの巧さ・歌の巧さ」が全て合わさっているからこそできる芸当だと思います。
このうちのどれか1つや、2つを備えているラッパーは沢山いますが、3つ全て備えているラッパーは非常に稀です。
そしてLEXは、その上記のスキルが全てTOPレベルで磨き上げられています。
既に、LEXは日本国内での立ち位置を十分に確立してますが、今の日本で総合的なスキルが最も高いラッパーの1人だと思います。
最後に、LEXの曲で一番好きな曲を貼っておきます。
PVの「ティーンの時に友達と過ごした夜の雰囲気」が、最高に好きです。
今回の内容について、ご質問等あれば、コメント頂けると嬉しいです。
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