安楽日記

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【ザ・ノンフィクション】婚活女性の抱える闇が深すぎる件について

こんにちは。

アイオー安楽です。

 

昨日、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」で放送された、婚活女性についての特集が、話題になっています。

 

内容は、婚活に励む30代の女性が、結婚相談所に通い、将来の旦那さんを探すという内容です。

番組には、2人の女性が出てきます。

 

結婚相談所に通うバリキャリウーマン

1人目の女性は、大手人材会社でキャリアアドバイザーとして働く、あゆみさん(31)です。

それまでは、「おひとりさま上等」という気持ちで仕事に精を出していましたが、コロナの感染拡大によってテレワーク勤務となってしまい、一人の時間が増えたことで、結婚について考え出しました。

 

私のイメージしていた30代を超えて、結婚相談所に通う女性は、あゆみさんのような方でした。

今までバリキャリウーマンとして、仕事に精を出していたけれど、30歳を迎えた事を機に、結婚について考え出し、結婚相談所に通い出すパターンです。

 

バッシングされてしまったミナミさん

2人目の婚活に励む女性は、ミナミさん(30)です。

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引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/c6e43bfcb115da4743e96b1a65ced8294cfa510a

彼女は、現在は飲食店のホールで正社員として働く女性で、月の給料は、手取りで13万円ほどです。

そして、ミナミさんは、幼稚園から大学まで私立に通い、現在は実家暮らしをしている、所謂箱入り娘です。

ミナミさんは、専業主婦志望として婚活をしており、番組では相手に求める条件(年収やライフスタイル、性格など)が少々細かい様子がピックアップされています。

 

そんなミナミさんに対して、Twitter等では、「自分がスキルがないのに相手に高望みをしすぎ」「世間知らず」など、批判の声が多く投稿されています。

 

しかし、ミナミさん自身も、自分に自信があるわけではなく、「自己評価が低い」と述べて涙を流すシーンがあります。

番組でも「自己評価」の低さや、自信のなさが問題点であると触れられています。

そして、今回の婚活を通して、ミナミさん自身が成長し、結婚というゴールに向かっていくというストーリーが語られていきます。

 

番組では、ミナミさんの自己評価の低さが問題点として挙げられ、結婚がゴールとして語られています。

「今は問題があるけれど、結婚をすることで人生が好転する」という前提を基に、番組が作られているのです。

 

私はこの前提について、強く疑問を抱きました。

ミナミさんが抱える問題は、結婚をすれば解消できるようなものではなく、もっと根深いところに問題はあると考えたからです。

そして、誰でもミナミさんのように、なってしまう可能性があると感じました。

今回は、そんな内容について書いてみようと思います。

 

結婚はゴールではない

ミナミさんは、結婚を人生のゴールとして考えているように思えます。

しかし、結婚は、通過点でありゴールではありません。

 

ミナミさんは、専業主婦を志望していることから、結婚をすることで悠々自適な専業主婦生活が手に入ると考えているのかもしれません。

そして、資産家の男性に対して「イトーヨカドーで買い物をするのはケチくさい」と言っているように、玉の輿に乗ることができれば、結婚後はそれなりにリッチな生活ができると淡い期待をしている節があります。

 

彼女は番組中で、仕事がきついと言っている事から、一刻も現在の飲食店のホールの仕事を辞めて、結婚をする事で安定が欲しいと考えている様子がみてとれます。

 

しかし、結婚をしてからも、子育てや親の介護など、向き合わなければいけないことや、しなければいけないことは沢山あります。

一生の安定が手に入ると思っていても、旦那さんの会社が潰れる可能性はゼロではありませんし、思いもよらないトラブルに巻き込まれる可能性だってあります。

 

結婚は、自分が幸せになるための手段ではあっても、目的にしてはいけないのです。

結婚はゴールではなく、人生の通過点でしかありません。

 

婚活と就活では、似た現象が起こっている

ミナミさんのような「結婚をすれば幸せになれる」という、「〇〇を達成すれば幸せになれる」という安易な考えは、就活において学生が抱きがちな現象です。

就活においても、学生は「○○会社に入れば一生安泰」「○○会社の肩書きがあればモテモテになれる」と思いこみがちです。

 

多くの就活生は、自分が理想とする会社に入れば幸せになれるという前提で、ゴールから逆算した自分を演出し、どうにか「ゴール」と見做している会社に入社しようと思います。

しかし、運よく目標とする会社に入社した後に、「会社に入る事がゴールではない」事に気づき、3人に1人の社会人は3年以内に会社を辞めていくのです。

 

しかし、多くの学生は、就活中はそんな事には、気づかず「会社に入れば人生安泰だ!」と淡い夢を抱きながら就活を続けます。

 

食い物にされる婚活女性と就活生

婚活と同様、就活も一筋縄ではいかないのが現実です。

そして、婚活と同様に、「会社に入りたい学生」と「社員が欲しい会社」をマッチングするサービスが非常に増えています。

 

就活生のマッチングサービスの場合は、「社員が欲しい会社」がマッチングサービスを提供する会社に手数料を払っています。

その額は、学生1人あたりに、数10万円〜数100万円と高額です。

一方で、高額な授業料を払って、面接の対策やエントリーシートの添削を学生に提供しているような会社もあります。

 

就活サービスと同様に、今回紹介されていた結婚相談所でも、結婚するまでには高額な費用がかかります。

登録者は、登録料として最初に25万円、毎月の相談料が3万円、結婚成約時に33万5千円を払います。

 

これらのサービスには、大きな額のお金が動いているのです。

そして、就活マッチングサービスと結婚相談所に、共通するのは需要と供給を繋げるだけだということです。

マッチングさせた後の人生なんて知ったこっちゃありません。

成約した時点で手数料が入ってくるからです。

 

奴隷商人が、奴隷主に奴隷を売った後の事は、知ったこっちゃないのと同じです。

 

そして、結婚も就活も「3割はその後うまくいかない」という普遍的な現実があります。

そのため、マッチング業者は「マッチングした後は、自分たちの問題なので努力してください」という言い逃れができるのです。

 

そもそも、お互いが選び放題のプラットフォーム上で、お互いが最適だと思う相手と繋がることができる可能性はほとんどありません。

結婚相談所や就活マッチングサービスに登録した時点で、それらを運営している企業の食い物にされているのです。

 

他責思考をしている限り幸せにはなれない

勿論、そういった結婚相談所や就活マッチングサービスも、不幸な人を生み出す要因になっていますが、一番見直すべきなのは、そういったサービスに登録してしまう人たち自身です。

 

彼らに共通しているのは、「金を払ってどうにかしてもらおう」「サービスに登録してどうにかしてもらおう」という他責思考です。

「人にどうにかしてもらう」と考える時点で、養分コースまっしぐらです。

 

番組に出てきたミナミさんも、典型的な他責思考の持ち主でした。

「結婚して幸せにしてもらおう」という考えや、「自分の環境のせいにして自省しない」という点です。

人に幸せにしてもらおうという考えで生きていると、自然と人や環境に対して期待してしまう事が多くなり、もたらすことよりももたらされる事ばかり考える思考になってしまいます。

そして、人や環境から期待していた結果が得られなかった時、その人や環境を恨むようになります。

自分は悪くなく、人や環境が悪いと思ってしまうのです。

 

この考えは非常に危険です。

自分を幸せにできるのは、自分しかいません。

人に期待して生きることは、「宝くじが当たったら幸せになれる」と考えて生きる事と同じです。

 

これは、就活生も同じで「この会社に入れば幸せになれる」「この会社に入れば一生安泰だ」と考えてしまいます。

そして、社会環境が変わって、リストラが始まったり給料が下がると、「会社に裏切られた」と感じるのです。

こういった社員の多くは、会社にぶら下がる事ばかり考えている人が多いです。

 

他社に転職できるように準備をしていた人は、さっさと会社に見切りをつけて転職していきます。

 

「一生人生にゴールがない」というと、残酷な話に聞こえるかもしれませんが、そういった前提で生きていく方が結果幸せになれる事が多いのではないかと思う、今日この頃です。

 

今回の内容について、ご質問等あれば、コメント頂けると嬉しいです。

 

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