安楽日記

投資と生活について

2024年からの新NISA移行後の立ち回りを考える

こんにちは。安楽です。

 

2024年1月から新NISAが施行されます。

NISAやiDecoは税制優遇を受けながら投資をすることができる良制度です。

新NISAもきちんと制度を理解してフル活用することで、支払う税金を少なくして資産形成効率を高めることができます。

そこで、今回は変更点と現状の私の資産運用状況を踏まえて、2024年以降の立ち回りを考えていきたいと思います。

 

新NISAの変更点

まずは、現行のNISAから新NISAへの変更点を見ていきましょう。

https://www.renosy.com/magazine/entries/5190

注目する変更点は、非課税期間が無期限になった点と、年間投資枠が360万円に増額された点です。

買付金額1,800万円の上限があるため、毎年360万円を積み立てると、5年で買付金額の上限に達する計算です。

 

新NISAはなるべく早く上限買付金額いっぱいまで種銭を投下して、無期限の非課税枠を利用して資産を増大させるゲームだと考えています。

積立てている期間に大暴落が来る可能性もありますが、数十年単位の運用を前提とした投資であれば、大きな問題ではありません。

 

大暴落が起こっても基本的には右肩上がりで株価は伸び続けるからです(日本株は知らん)

https://media.rakuten-sec.net/articles/-/25502?page=2

そのため、私はつみたて枠と成長投資枠のどちらも投資信託につみたて投資して、毎月30万円ずつ積み上げて、なるべく早く1,800万円の買付上限を使い切ってしまう予定です。

投資先は指数に連動したインデックスファンドにしようと思っています。

 

仮に最初の5年で1,800万円の買付上限を投資して、そのまま年利10%で25年間運用すると約1億5000万円になります。

この後も雪だるま式に資産は増えていき、45年後には約10億円まで資産が膨らむ計算です。

 

現状のつみたてNISAはどうなる?

新NISAの事を考える前に、「今まで積み立ててきたつみたてNISAはどうなるの?」と思う方もいると思います。

現行のつみたてNISAは、2024年1月以降は新規投資ができず、新NISAのつみたて枠を利用することになります。

新NISAの買付金額には、今までのNISAの運用金額は含まれないため、ゼロから積み立てていくことができます。

 

そして、今までつみたてNISAで積み上げてきた資金はそのまま最長20年間、非課税で運用することができるのです。

そのため、つみたてNISAで運用していた資金は、そのまま非課税期間いっぱいまで運用をした後に解約するのが吉だと考えています。

 

私の場合、2020年につみたてNISAを初めて、約80万円の運用資金があります。

非課税期間は2040年までです。

80万円を平均年利10%で2040年まで運用した場合、運用利益が約320万円で本来払うべき税金は約65万円です。

つみたてNISAを解約することは、この65万円を失うことと同じです。

そのため、つみたてNISAは解約せずに非課税期間ギリギリまで運用することにしました。

 

現状の積立状況

先述したように、2024年から年間360万円、月30万円を積立投資できるようになります。

しかし、私の入金力では現在の積立金額に加えて、月30万円を捻出することは中々難しいです。

そのため、現在の積立状況を確認して、2024年以降の積立先を整理していきます。

 

現在は、私は毎月下記のように積立をしています。

 

①SBI・V・S&P500インデックス・ファンド     :月額33,333円(つみたてNISA利用)

②eMAXISSlim米国株式(S&P500)      :月額50,000円(楽天ポイント還元枠利用)

③みずほ信託銀行 外国株式インデックスファンド:月額55,000円(iDeco利用)

合計:月138,333円

 

2024年からは、①と②の積立は終了する予定です。

①はつみたてNISAの新規積立が終了するからで、②は楽天ポイントの還元枠はありますが税制優遇はないからです。

これで、毎月80,000円近くの金額を確保することができました。

 

残りの22万円はこれまで積み上げてきた、②で運用している約230万円の資金を崩していって、新NISAに移管していく予定です。

本来、つみたて投資を一度始めたら、投資先は動かさないほうが良いです。

税金や手数料が発生してしまうからです。

 

しかし、新NISAの場合は、節税効果が大きすぎるため、今運用している②の投資信託を一旦解約してでも新NISAの口座に移管するほうがメリットが大きいと考えています。

 

仮に②で運用している230万円を年利10%で運用して、2040年時点で利確をすると税金が200万円近く発生してしまいます。

運用年数が長くなければなるほど、発生する税金は大きくなります。

しかし、新NISA枠で運用した場合、この税金は発生しません。

そのため、通常口座から新NISA口座への移管に多少の税金・手数料がかかったとしても、今運用している口座から新NISA口座に資金を移すメリットは大きいのです。

 

まとめ

ここまでの内容を踏まえて、私の2024年からの立ち回りをまとめます。

 

・毎月30万円を積み立てて、なるべく早く1,800万円の枠を使い切る

・投資先は全てインデックスファンド

・普通口座で積み立てているeMAXISSlim米国株式(S&P500)の積立は2023年末で終了