安楽日記

投資と生活について

【お触り備忘録4】Grassをインストールし、通信帯域を提供してポイントを稼ぐ

こんにちは。安楽です。

 

昨日あたりからTwitterで盛り上がっていたのでご存じの方もいるかもしれませんが、Grassというプロジェクトについて今回は書いていきます。

完全に無料で始める事ができるので、「お触りしすぎてもう資金がないよ!」という方も始めやすいです。

まずはプロジェクトの内容について、抑えておきましょう(大事!)

 

いきなりGrassについてお話しすると、Web周りに詳しくない方は混乱されると思うので、少々遠回りしますが、まずは今回の話の肝となるデータスクレイピングと、Bright Dataという会社についてお話しさせてください。

Grassを始められればええんじゃ!という方は飛ばして後半からお読みください。

 

Bright Dataとは

Bright Dataは、企業や研究機関に対して「Web上のデータを収集して顧客に共有する」というビジネスをしています。

このネット上からデータを集めることをデータスクレイピングと言います。

「Webの情報くらい誰でもみられるんだから、自分達で調べればいいじゃん!」と思う方もいると思いますが、実はそういう訳にもいきません。

 

Bright Dataのビジネスモデル

Bright Dataのビジネスモデルについては、こちらの漫画が分かりやすいのでまずは読んでみてください(他力本願&前置きが長くてすみません...)

※漫画ではBright Dataに変わるの前のLuminati表記になっています。

https://luminati.site/archives/4345

上記のように、自分たちで情報を集めようとすると情報収集に時間がかかってしまうケースがあります。

また、地域や時間帯によって表示する情報を変えているようなサイトも多いため、一つの端末からではなく、満遍なく様々なネットワークの端末から情報を集める必要があります。

 

そして、AIに機会学習させるためのデータをネット上から収集する必要性から、今後はBright Dataのようなサービスの需要は高まってくると考えられています。

 

どうやって情報を集めているのか?

ここで勘の良い方は、頭の中に一つの疑問が出てくると思います。

「彼らはどうやって色んなネットワークの端末から情報を集めているんだろう?」と...。

 

彼らは自前で世界中に端末を設置して情報を収集している訳ではありません。

もっと賢い方法で情報を集めています。

 

無料のアプリの中に彼らのプログラムを忍ばせているのです。

例えば無料のゲームアプリの中の開発者にお金を払って、Bright Dataのプログラムを入れてもらう事で、アプリユーザーのスマホ端末を通じて情報収集をしていたりします。

 

ここまでの話をまとめると、お金と情報の流れはこんな感じになっています。

 

Bright Dataお金と情報の流れ

①企業や研究機関       :お金を払って効率的に情報を収集

②Bright Data       :①から貰ったお金の一部を渡して③のアプリ経由で情報を収集

③アプリ開発者        :②から貰ったお金でアプリを開発して④の情報を収集

④アプリユーザー(我々):③が作ったアプリを使って情報を提供

 

今回はBright Date社を例にして説明しましたが、他にもOxylabs社なんかも似たようなサービスを提供しています。

 

無料アプリのユーザーはBright Dataのビジネスモデルに組み込まれていることを知らずに、企業や研究機関に情報を渡しているのです。

※便宜上、情報を渡すという表現をしていますが、厳密には「使っていない通信帯域を提供している」という表現が正しいです。そのため、我々の個人情報が勝手に収集されたりはしていません。

あくまでも上記の漫画のように、色んな端末からアクセスしてサイトの情報を収集した方がいいよね!という目的で使われています。

 

Grassが目指す世界

https://twitter.com/getgrass_io/status/1743024608398172299/photo/1

少々(?)前置きが長くなりましたが、本題のGrassの話に戻りましょう。

Grassは上記のお金を情報の流れをもっとシンプルにしようというプロジェクトです。

Grassを使うと、先ほどのお金と情報の流れは次のようになります。

 

①企業や研究機関:②にお金を払って効率的に情報を収集

②Grass     :①からお金を貰い、③の端末経由で情報を収集

③Grassユーザー :②からトークン等を貰う

※トークン等と書いてあるのは、まだGrassはトークンを発行していないからです。

今はポイントを貯められるようになっていて、これが将来的にトークン(又はWebマネー等)に変えられるようになる予定です。

 

Bright Dataのようなビジネスモデルだと、アプリユーザーにとって金銭的インセンティブがないからちゃんとお金渡した方がいいよね!そもそも無料ゲームインストールしなくてもGrassをインストールすれば良くない?という思想です。

 

ちゃんと実需があって、社会的意義もあるので個人的には結構好きなプロジェクトです。

 

Grassについて分かりやすくまとまった動画もあったので貼っておきますね。

(日本語字幕をONにすると日本語訳を見ることができます)

www.youtube.com

 

Grassでポイントを稼ぐ方法

それでは、いよいよGrassでトークンを貰う方法について書いていきます。

Grassではポイントを稼ぐ事ができ、このポイントが後々トークン等に換金できるようになる予定です。

 

①Grassのアカウントを作成する

まずはGrassのアカウントを作成します。

app.getgrass.io

 

②Chromeに拡張子をインストールする

続いて、ChromeにGrassの拡張子をインストールします。

これがないとポイントを稼ぐ事ができません。

chromewebstore.google.com

 

③ログインする

拡張子がインストールできたら、ブラウザの右上のボタンを押してGrassを開きます。

そこでログインが求められるので、②で作成したアカウントでログインします。

 

後は、ポイントが貯まるの待ちましょう。

 

ネットに繋いでいれば勝手に溜まっていくので特にすることはありません。

あくまでも使っていない通信帯域を使うので、特にGrassを始めてからネットが重くなったりもしていないです。

 

中々面白いプロジェクトだと思うので、興味のある方は始めてみてください!

 

 

今回はこちらで終わりです。

後はトークンがローンチされるのを祈るのみ!!

 

前回の記事はこちら↓

mitibatacul.hatenablog.com