こんにちは。安楽です。
今回は、2023年4月に読んだ本の中から、特に面白かった本を5冊紹介します。
城田真琴『決定版 Web3』
先月発売されたばかりのWeb3本。
この本はよくある適当な情報をなんとなくまとめたWeb3本とは一線を画します。
シンクタンクの筆者が、かなり中立的な立場からきちんと調べ上げた結果を報告していて、
DeFi、BCG、イーサリアムの近年の動向について非常に分かりやすくまとまっていて、クリプトの大局観はこの本を読めば大体分かると思います。
しかし、リアルタイムで情報を追っていないと中々理解しづらい内容も多いため、初心者向けという訳では決してありません。
日頃からクリプト周りの情報を追っている人が読むと点と点が線になる!という種の本だと思います。
「どうしてイーサリアムキラーを差し置いて、イーサリアムのL2周りばかりが注目されているのか?」
「zkロールアップってなに?」
「Layer3で色んなプロダクト触らされるけど、何が何だかよく分からん」
という方は、読んだ後には認識がクリアになる事間違いなしです。
枡野俊明『ひとり時間が、いちばん心地いい』
禅宗のお坊さんの本。
「もっと一人の時間を大切にしようね!」という内容の本。
この時代、群れるメリットってほとんどないので、本当に一緒にいて心地の良い人以外はバンバン繋がりを切っていって良いと思います。
絆コストが嵩むだけで、貧困まっしぐらです。
コロナもいよいよ終息ムードが出てきて、ほっておくと人付き合いばかりに時間とお金が浪費されてしまいます。
GWにインスタで友達がお出かけばかりしているのを見て悶々としている人や、人付き合いが多すぎて疲れてきてしまった人におすすめの一冊です。
エリック・バーカー『残酷すぎる成功法則』
巷に溢れる「こうすれば人生成功できるぞ!」と自己啓発書でよく言われるような「成功法則」について、エビデンスを示しながら真偽を明らかにしていく本です。
「成功法則」って再現性がなかったり、因果関係が出鱈目なものも多いので、一つずつ「これ本当なのかな?」って考える姿勢は大事ですよね。
フリードリヒ・ハイエク『貨幣発行自由化論』
クリプト民やグローバルマクロリサーチの読者なら、一回は名前を聞いたことがあるであろうハイエク先生の本です。
本書では「どうして国家に貨幣発行権を独占させてはいけないのか?」「仮に民間で貨幣を発行するなら、どんな仕組みがいいのか?」という2つの主題に対して、ハイエク先生の考えがつらつらと書かれています。
「中央集権は信用できないから俺はビットコインを買うぞ!」と、ふんわりした理解でクリプトを触っていると、本質を見誤るリスクがあります。
もう一歩踏み込んで「どうして中央集権機関に国家発行権を握らせてはいけないのか?」と理解を深めたい方にはおすすめの一冊です。
蔵石ユウ『食糧人類-Straving Re:velation』
最後の一冊は漫画です。
人類を生贄としてエイリアンに貢ぐようになったディストピアのお話です。
この世界の人々は大分洗脳されていて、「エイリアンに自分を食べて貰うのが幸せ!」と大喜びでエイリアンに食べられてしまいます。
養分として搾取されまくっているのに本人がめちゃくちゃ幸せに感じちゃう構図はリアルな社会でもよく見られるので、荒唐無稽な設定かと思いきや示唆に富んでいて好きな漫画です。
ネタバレになってしまうので、あまり詳しくは書けませんが、5巻からの展開がめちゃくちゃ熱いので是非読んでみてください!
以上、2023年4月に読んだ本ベスト5でした。
気になった本がありましたら、GWのお供に手に取ってみてください!
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